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「児童手当が拡充するらしいけど、結局どう変わるの?」「子育てしやすくなるのかな?」
2023年岸田内閣は、「異次元の子育て支援」を制約に掲げ「児童手当の拡充」も見直されています。こどものいるパパママにとって、気になるニュースですよね。
結論からいうと、児童手当支給額は増えるけど、税制面で負担が増える可能性があり、今よりも損する場合もあります…
え…なにそれ。どういうこと?
まじね…罠よ。罠。絶対知って。
現時点の最新情報を、わかりやすく紹介します。
【2023年6月14日時点】児童手当の拡充は、2024年10月~に決定しました!財源は、まだ未定で2023年末に決定予定。案として「健康保険料への上乗せ」や「社会保障費の歳出削減」を念頭にしている。増税は否定してます!
児童手当
児童手当は、中学校卒業まで(15歳の誕生日後の最初の3月31日まで)の児童を対象の手当です。
支給額は、所得に応じて変わります。世帯主の所得が1200万以上は、支給対象外です。
まとめると。。。
どこが変わるの?
実際に、どこが変わるでしょうか?児童手当の拡充は、①所得制限の撤廃②支給年齢の延長③第2.3子の支給額増額の3つがポイントです。
所得制限の撤廃
現制度では、所得1200万以上は支給対象外になっています。
2022年10月~1200万以上は支給対象外になっている
この所得制限を撤廃し、所得1200万以上の場合も一律5000円支給対象にする方向性です!
支給年齢の延長
現制度は、中学校卒業まで(15歳の誕生日後の最初の3月31日まで)の児童が対象。
新制度では対象年齢を、高校生まで(18歳の誕生日の最初の3月31日まで)に変更される。支給額は10000円の予定。
高校3年間で、36万円支給に!
第2.3子の支給額の増額
現制度は、3歳~小学校入学まで「第3子は15000円」に増額になります。
第2子→増額なし。第3子以降→0~高校生まで30000円に増額。
最初は、第2子→3万円、第3子→6万円とか言ってたよ…結局実現ならず!
問題点は?
児童手当の拡充は素直に喜んでよくない?
いまより損する場合もあるから、喜ぶのはまだ早いよ!
一見、手当が増える=良いイメージですが…実質負担が増えるケースもあります。ポイントは「扶養控除の見直し」と「財源は健康保険上乗せ」の2つです。
扶養控除の見直し
現在、中学生までは扶養控除はなく「児童手当」が支給。高校生からは「扶養控除」が適用されています。
簡単にいうと、高校生の間は「年間38万円」控除され、所得・住民税が安くなるよ!
児童手当の見直しでは、支給年齢を中学→高校生まで引き上げる方針。となると、高校生の間は「児童手当」と「扶養控除」の二重取りができますよね。
この二重取りに対して、見直される方針です。つまり、高校生の間の「扶養控除は廃止」となりそうです…。
人によっては、いまより損する場合もあるよ。
税源は健康保険料に上乗せ
児童手当を拡充するということは、「財源」が必要ですよね。どこから捻出するのかというと…「健康保険料に月500円上乗せ案」が出ています。
月500円、年間6000円負担は増えます。
月1万増えても、扶養控除廃止や健康保険料増額で実質は。。。
児童手当1万円とは幻?
税負担増や扶養控除見直しで、実質手取りはそこまで増えない。年収1200万以上の場合はむしろ改悪される…。
第3子の定義の罠
第三子以降は、3歳~中学入学までの間「月3万支給」に増額予定ですが、こちらにも罠があります、
「第三子」の定義に問題が…。3人子供がいた場合、一番上が成人すると「子供の数がカウント外」になります。
どういうこと?
例えば、第一子が19歳になると児童手当支給は終了。第2、第3子のみ支給対象となります。この場合「児童手当定義上では、子供の数に19歳の第1子は除外」第2、第3子のみカウントされ「児童手当の支給対象は2人」つまり、第1子が19歳以降は、第3子の支給額は3→1万円に減額されます。
せこすぎんか??
以上から素直に喜べない状況です。まだ本決まりではなく年内に財源や方針など決まり2024年度内に開始予定です。
まとめ
児童手当は、増額される。だけど、健康保険料の増額・扶養控除の見直し…など素直に喜べる制度ではなさそう。
子供の教育費の確保のためにも、児童手当はとても貴重な制度です。だけど、国の支援もあてにはできない…。自分の家計は自分で守るしかないです。
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対策をたてて、国をあてにせずとも教育資金がんばってためていこう!